3月29日、大雪の誕生日。「いかに一人誕生日を楽しむか」に振り切ったら楽しみすぎて、不眠不休ちょい手前くらいの勢いで数日間一人でお祭り騒ぎをしていた結果、頂いていたお祝いの連絡を返すのが大幅に遅れました。改めて、お祝いしてくださった方々、ありがとうございました。(そして3日であつ森は島クリエイターになりました。)
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自主的に外出自粛の日々を重ねていた所、人生の観客側に回り過ぎてしまって調子を崩している。ゲームでも本でも映像でも、作品に触れればクリエイティビティが刺激されるのだけれど、それを受け続けていると何かが慣れてしまってダメになっていく。貰った分を還元しなければ、供給過多で滞る。そして私は、誰か一人に還元する事が苦手だ。一人から貰ったものを、別の多数に流していく。多分、私の愛や諸々の表現は、河口の形をしている気がする。
寂しさから構って欲しいというその瞬間の気持ちは分かる。分かるけれど、ちゃんと自分の視点に立った時、自分を向いてくれないことに腹を立てるその気持ちが分からない。悲しさも。
— 藤井みのり@セックスレシピの作り方 (@monogatariworks) 2020年4月11日
好きな人が自由に伸び伸び生きている、その事実が何より私にとっての愛だ。振り向くとか振り向かないとか、些事だ。
愛する人が自由に動いて多くの景色を見て沢山感動して時には泣いて、その自然さを私は愛したい。
— 藤井みのり@セックスレシピの作り方 (@monogatariworks) 2020年4月11日
多分それは、私が自由に振る舞えなかったことの反動だ。私の求める愛がそれだから、同じ愛しか返せない。
つまるところ、愛する人の自由さと生命力を愛することで、私は私を愛するのだとも言える。
小さな憤りを覚えた。感情任せに怒ることは好きじゃないが、筋の通った言葉が憤りに沿って溢れ出してくるのは嫌いではない。
私の人間関係の失敗(ではないのだけれど)の多くは、先述の形が原因だ。貰った分を返してぐるぐると回り続ける、机の上の流しそうめんみたいな形をしていないのだ。予想ができてしまうものはつまらない。本編を終えた途端にゲームに飽きてしまうのと同じだ。だから一対一の恋愛スタイルもあまり向いていない。
私にとって、自由は勝ち取った物なのだ。だから、それをどれだけ尊重できるかが愛の尺度になる。束縛することは、ある文脈においては美しいとは思うけれど、私の肌には合わない。そしてそれは自分において強く思う。自分を抑圧することにまだ圧倒的に慣れているから、気を抜くと自由を自ら手放している。小さな枠の中に自ら身を納めている。そのまま居続けると死ぬと分かっていても、納棺されている方が落ち着く。体が強張って、空気が淀んでいく。そして死ぬ直前で発狂しそうになって、その箱を思い切りクラッシュする。馬鹿じゃねぇの、と自分に悪態を吐きながら。
私の、人間の、自由さと自然さを愛してくれる人しか要らない。常に新しい空気を吸い込んでいたい。自戒を込めて叫んでおく。いつもそれを許してしまうのは自分なのだから。こういう時世だからこそ、先の見えないことを楽しまなきゃ死んでしまうっていうのに。
傍観者になった途端に、全ての想像力が死ぬ。そして創造が止まる。
— 藤井みのり@セックスレシピの作り方 (@monogatariworks) 2020年4月11日
特別ではなく、けれど誰かのとってのヒーローで居たい。先の見えない展開に自分が興奮していたい。
(過去記事)
「ねぇ、私はあなたにとっての何?」と思ってしまう、あなたへ。 - セックスレシピの作り方 https://t.co/99tW3kEZHh
(久々に読み返して、ルパンを見て、「うおおやっぱこれだろ」と元気になった)
「生き延びたければ誰も歩いていない道を歩け」という声がきこえてくる。
— カヤノヒデアキ (@hideakikayano) 2020年4月11日
みなが通った道は確かに歩きやすく、ご丁寧にアスファルトで整備してくれてある。だけどこちらの草ぼうぼうのケモノ道はどうだ。山菜も生えてるし、タケノコも生えてる。食べるには困らないじゃないか。お花だって咲いている。
スリルが欲しい。化学反応を見ていたい。山から受け取った養分をふんだんに海へ注ぎこんだら、どんな生命が生まれるのか。道の喩えを借りるなら、「こんな物があったよ!」と色んな人に見せて、それを一緒に食して、そして私はまた別の未開の方へと潜っていく。そこに豊かさを感じるからだ。そしてその方が、私が多くの景色を新鮮さを持って体感したいからだ。
自分に課した精神的自粛を、常にぶっ壊し続けて行け。
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「S/Recipe Journal」
Minori.