それぞれの題名に、さぁ、今の自分は何て答えるだろう。何を答えとして提示するだろう。
それはきっとすごく尊いもので、同時にただのガラクタだ。
自分を肯定する物語を紡ぎ続ける。
— 藤井みのり@セックスレシピの作り方 (@lovecreator3) 2018年3月8日
それが少なくとも、私にとっての人生なんだと思う。例えその一秒後にまた自分を否定するのだとしても、またその一秒後にそれごと肯定すればいい。
いたちごっこでいいんだ。二秒前とは見ている景色が違うのだから。
「答え」なんてまるで意味がない。「正解」なんてどこにもない。
だのに何かに躓くと、必死でそれを探しまわる。誰かに聞いて回る。知恵袋なんかを見て回る。それにおいて「成功」しているような人に縋る、教えを乞う。
だから私は、ノウハウが嫌いだ。
例えば、どうやったら自由恋愛できるかなんて。したかったらしてるのだし。
例えば、どうやったら嫉妬しないでいられるかなんて。好きなだけしたらいいのだし。
例えば、どうやったら自分を好きになれるかなんて。とことん嫌いでいたらいいのだし。
どれだけ貶めたって、どれだけ高みを目指したって、立っているのはいつだって地面。見えるのはいつだって地平線と水平線。
— 藤井みのり@セックスレシピの作り方 (@lovecreator3) 2018年3月8日
自分を落とすだとか高めるだとか、良くするだとか悪くするだとか、そんなのはただの言葉遊び。
だから安心して、二本足で立って、水底を覗いて、星を見上げればいい。
尊敬する人から、半年ぶりの電話を貰った。そこで話した内容なんてある意味どうでもいいくらいに、その事実だけで嬉しかった。
『ブログ読んだよ。記事の最後のはいらないよ。みのりちゃんのブランディングを落としてる』
言いたいことは痛いほど分かる。一時期は仕事としてコンサルをさせてもらっていたくらいだ、ブランディングの大切さは痛切に知っている。
でも、だからこそ、今の私は言いたい。
自分の傷を隠すブランディングなんて、いらない。助けてほしい時に「助けて」って言えないブランディングなら、捨ててしまえ。愛してほしい時に「愛して」って言えない自分ごと、埋葬してしまえ。
そもそも私がコンサルを辞めたのは、当時の自分と、周囲からの偶像としての自分が乖離していったからだ。すごいねって言われるのは、気持ちがいい。みのりさんみたいになりたい、うん、悪い気はしない。でも、それに私が縋ったら、そんなの偶像に神様が縋るようなものじゃないか。本末転倒じゃないか。
だから、仕事ごと、自分を一度ぶった切ったんだ。その選択を、私は後悔していない。
貰った体温を、途絶えさせちゃいけないんだ。
— 藤井みのり@セックスレシピの作り方 (@lovecreator3) 2018年3月8日
覚えた感動を、ここで終わらせちゃいけないんだ。
でも、悲壮感漂わせてのクラファンはかっこ悪いじゃないか。それもまた縋ってる訳で。
だから、私がそれをここに置くときは、自分の中にちゃんと“遊び心”がある時だけだ。語弊恐れず言うなら、集まっても集まらなくっても究極どっちでもよくって、でもそれが集まったら、そこから誰かへの物語が自ずと生まれるようなもの。
前回の記事終わりのKo-fiだって、Ko-fiを純粋に使ってみたかったのと、それを貰えたなら、Ko-fiを置いて批判を貰ったらしい後輩に、「こういう優しい人もいるんだから、いいからお前は、行きたい方へ突き進め」って、ただ見せたかったからだ。
実際、25杯分をいただいた。ねぇ、やっぱり世界は人肌だよ。時に傷つけられることはあるし、たったその一言で、貰った25杯分なかったことになるくらい、25杯分の涙を流してしまうくらい悲しくなることもあるけれど、それでも、その事実は揺るがない。
助けて欲しい時に「助けて」って言えない世界なら、別にあってもなくてもさして変わらないと思うよ、私。
だから、「本当」を探さなくっていいんだ。今目の前にある事実と想いが「本当」なんだから。自分探しして背伸びしたって身長は伸びないし、愛もセックスもみんな同じ。
このブログの最初の記事は、だからバズったんだろうし。
本当の愛より、奔放な愛を。
本当の自分より、奔放な自分を。
本当のセックスより、そこに愛があってもなくっても、それがセフレでも彼氏でも彼女でも、それとも最愛の誰かでも、何より自由奔放なセックスが、私は好きだもの。
─追伸─
ちなみにブランディングの延長で憧れるのは、坂口恭平さんや家入一真さん。
講演会で堂々「今、僕死にたいんですよね」とか、格好いいなぁって思う。
私はそれが、優しさで、人肌だと思ってる。
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