セックスレシピの作り方

『あなた専用の、セックスレシピを。』セックスは「する」ものではなく、「つくる」ものだ。

「自分を生きる」ことの、その手前にある何か。


バルセロナで何が最高だったかって、大好きなチョコレートとコーヒーが美味しくて安くって可愛くって、更に猫舌にぴったりの温度で出てくるものだから、あすこにはいつか住めたらいいなと思っている。

 

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文字にするほど、行間は消えていく。だから、あたかも皆が常に英断を下しまくって、困難をインスタントに乗り越えて、ハイライトが人生そのものみたいに生きているように錯覚してしまうことって、あると思う。

でも、そんなことはない。ただ、あなたに伝えたいことにスポットを当てると、どうしたってそれ以外は見えにくくなってしまうんだ。




「自分がやりたいからやりました」と言い切れるかどうかだと、以前友人が言っていたのを聞いて、格好いいなぁと思ったし、時々胸に手を当てて考えたりもする。

けれど、そもそも「やりたい」と純粋に思える瞬間はそうないと思う。白黒はっきりしていたら、きっとのこの世界はモノクロだ。「やりたい」と思う、湧き上がってくるまでのラグ、それこそが、自分にとっての「ものがたり」なんだろう。


人には見えない、自分だけの、優しく繊細なものがたり。

 

 

 

もし、悩んだ時の私に今の私がかけられる言葉があるとするならば。「立ち止まる時は、単にその先をイメージしているだけなのだ」と言いたい。

この仕事を続けた先に何が得られるのか、
この関係を続けていけるのだろうか、
これを選んでお金は大丈夫なのだろうか。

未来観測をしているだけなのだ。そして、いつしか観測に疲れしまって、えいっと適当に決める。どれだけ考えても答えが出ないというのは、むしろ自分にとって好都合なのだ。だって、諦めるから。そして適当に、コインを投げて裏表で選ぶくらいにいい加減に、その場のノリで道を選ぶ。……その先が新しいことは、ある程度面白いことは、端っから百も承知だ。だからこそ、進む前に立ち止まるという矛盾。

 

 

 

 

観測を無理にやめなくていい。多分、人生からその時間を奪ってしまったら、せっかく持ち合わせている想像力というやつを使わずに終わってしまうのだろうし、小さなイメージの中のパラレルワールドを覗き見ることもできないし、あと、純粋に、人生が余ってしまうのだと思う。きっと。

 

 

 

 

ずうっと、触れることのない海の底を思い描いて。
浮かび疲れたら、静かに沈み潜ってゆく。


想像と体感の差は、もしかしたら、どこにもないのかもしれない。




 

 

P.S.

サグラダファミリアのPolcaに支援してくださった方でメールをくださった方に、お礼の「サグラダファミリアものがたり」を送らせていただきました。


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届いていない方は、お手数ですが、sizennooto@gmail.comに「サグラダファミリアものがたり」と件名に記載して、メールをお送りください。写真の入った行間のものがたりと、大好きな作家であり友人ピヤジの、サグラダファミリアのイラストをお送りします。





みのり