新卒で入社した会社を4日で辞めた。
それは、父のお陰だと思っている。
……祖父に土下座していた父の後ろ姿が、未だに、忘れられない。
弱いことは悪いことでもなんでもない
— 藤井みのり@セックスレシピの作り方 (@lovecreator3) 2017年9月19日
強いことが凄いことでもなんでもない
ただ自分が生きて行けるフィールドを選ぶ
そのためにその目や手足と心がある
幼い頃から父は朝早くに家を出て、夜遅くに帰って来た。
平日なかなか会えない父との交換ノートは、多分実家にまだ残っている。
学生の頃、分からない数学の問題を机の上に置いておけば、
父のとても几帳面な字で、チラシの裏に問題の解説が綺麗に書かれて、翌朝机の上に置かれていた。
多分、これは私の主観だけれど、父は自分の仕事がとんでもなく好きという訳ではなさそうだった。というか、当時私の周囲で好きなことを仕事にしている大人はいなかったように思う。仕事は我慢の対価、みたいな。
メンタルの弱い、というか、メンヘラな子どもだった。将来にさして夢も希望も抱いていなかったのは、そんなリアリティがあったからだ。
大人になると、好きでもないことをして、
毎朝早くから、満員電車に揺られてゆかなければならないらしい。
「シャカイジン」になる前に人生は終わらせたいと、いつからか思っていた。
生きる
— 藤井みのり@セックスレシピの作り方 (@lovecreator3) 2017年9月18日
生きる
生きる
という文字は美しいけれど、輝いているけれど、苦しかったりする
私が会社を音速で辞めたのは、父への尊敬があったからだ。
父だから、数十年という長い年月、満員電車に揺られていることが出来た。
それでも、そんな強い父でも、鬱になった。どんなに遅く帰ってきて翌朝早く出勤して、時には会社に泊り込んで仕事をしていた父でも、職場への恨み言を殆ど溢さなかった父でも、精神的にガタが来た。
打たれ弱くて早起きの一つもまともに出来ない私に、どう考えたって、それは成しえないのだ(父が私によく聞かせたのは、為せば成るという文言だったけれども)。
それは精神論とかの話ではなくて、単純に、空を飛べるシマウマはいないみたいな、疑いようのない事実。どれだけ周囲がとやかく言っても、出来ないのだ。そういうものなのを、本人が一番よく分かっている。
だったら。羽根がない代わりに駆けてゆけばいいだけの話だ。
空にも陸にもゆけないのなら泳げばいい。空飛ぶことが正しいとされている世界だとして、その正しさをなぞって崖から飛んでみてごらんよ。それが毎朝の人身事故になる。
「弱肉強食、それはあきらめの言葉ではない。」──『シャーマンキング』
この目や手足や心は、そうやって使えばいい。
弱いから食われるんじゃない。弱いから生きられるんだ。
二十年間見続けた父の背中のお陰で、私は今こうして生きている。
ありがとう、お父さん。
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