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セックスレシピの作り方

『あなた専用の、セックスレシピを。』セックスは「する」ものではなく、「つくる」ものだ。

「裏切りは、女のアクセサリー。」

恋愛、パートナーシップ 自分を愛する生き方

 

少し前に、何かの話でルパン三世峰不二子の話になった。私は峰不二子というキャラクターが好きだ。自由奔放で、自分がその瞬間に信じたいものしか信じない。いつだって今を生きていて、自分が欲しいものには恐ろしいほどに正直で、どんな酷いことをしたって一切の悪怯れなく、罪悪感なんて微塵も抱かずウインク一つで去っていく。私が男だったら、彼女のような女性がいたら追いかけずにはいられないと思う。
 

私の中で、彼女が放った「裏切りは女のアクセサリー」という言葉が一番印象に残っている。そしてそれはどんなに高価なダイヤをあしらったそれよりも、美しいアクセサリーだなと思う。平気で裏切る彼女は、言い換えるならどこまでも自分に愚直に素直だ。どれだけ愛していたものでも、その思いが消えた瞬間、道端に躊躇なく捨てていく。愛着がどれだけあろうと、それを無理に継続させようなんて1ミリたりともしない。宝石も人間もすべてにおいてだ。峰不二子という女が今も昔も愛されるのは、多分、そういったところに、男も女も魅かれてやまないからじゃないかと思う。言い換えれば、どの時代も人はそうやって生きたいんじゃないかということだ。

 

 

 


最近、「関係を継続する」ということに、何度も傾げてきた首を改めて傾げている。男女の仲に限ったことではなく、仕事を長年やってきたパートナーだとか、一緒に青春時代を駆け抜けた仲間だとか、もちろん親子も含めたありとあらゆる関係に置いてだ。もちろん長い関係だから築けるものはあるけれど、それは明日崩れないほど強固なものでないはずだ。無くならないものはない。むしろ、自分が自分の道を歩んでいたならば、生まれてから死ぬまで同じ道なんてこと、双子だってそうありはしないと思うのだ。それはどちらかがどちらかの道に飲まれていると見て間違いない。それは物理的に一緒に居続けることを指しているのではなく、そこにある目には見えない「関係性」のことを言っている。

 
だから、その関係性が「安定」しているなら、それは裏切りが今この瞬間の自分に向いているということだ。それは同じ道を歩んでいるようで、自分の足元がだんだんひび割れていくことにひたすら目を瞑っているだけのような気がしている。本当の意味で安定しているのは、ひたすらに相手を裏切り続けることだ。昨日はそんな君じゃなかったよね、と言わせ続けるくらいに。目が覚めたら、隣に寝ているのは間違いなく昨日隣に寝ていた人物と同じはずなのに、何かが違うと思わせるくらいに。昨日の自分を裏切る。1秒前の自分を裏切る。そうやって裏切り=今の自分への正直さを徹底していったなら、それはそれだけで途方もなく美しいんだろうと思う。
 
 

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日々相手を、そして自分を裏切り続けたい。その、自分に自分が追いついていかない一種の成長痛のような感覚だけを握って、颯爽と歩いていきたい。その痛みは、自分以外の全てへの裏切りは、何よりも美しい女のアクセサリーだ。





藤井みのり


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