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セックスレシピの作り方

『あなた専用の、セックスレシピを。』セックスは「する」ものではなく、「つくる」ものだ。

愛する人に、私が死んだ時に覚えていて欲しいこと。

 
私の口座から3万円が消えていた。そしてヒデアキから「飛田新地に行ってきたよ!」とLINEが入っていた(キャッシュカードをお願いしてある)。おおおおお!としばらくトークが盛り上がった後、「おかげで少し元気が回復したんだ」と書かれたのを見て、その瞬間、「ありがとう、お姉さん!!!」と心から思った。


今私はカンボジアにいるわけだから、ヒデアキに物理的には何もしてあげることができない。セックスはもとより、隣にいたらしてあげられただろう(勿論したいことしかしないのだけれど)ことすべてが、今の私には、できない。でも、それを今日、少なくともそのお姉さんがしてくれたわけだ。それが途方もなく嬉しかった。うまく言えないのだけれど、主語は私でなくていい、ただ強いて願わくば、ヒデアキが愛を感じ続けて死んでいってくれたら、私はとても嬉しい。

 


私はもしかしたら明日死ぬかもしれない。そしてもしかしたらこの指先は魚の一部になって、もしかしたらこの髪の毛は雨になって、そして世界が終わりを迎えるかはわからないけれど、同じ藤井みのりという存在がもう一度出来上がることは二度とないだろう。そして私が死んで徐々に分解されて消えていく中で、ヒデアキが変わらず同じだけの寸分違わぬ愛を感じていてくれたらなと思うわけだ(勿論本人が望まないのであれば微塵も感じなくてもいいのだけれど)。私でなくていい。私は勝手に愛する人を愛するけれど、同じように人はみんなそうやって人を愛するのだろうけれど、私が消えた世界で、そんな愛がヒデアキにずっと注がれていたなら、元気が無くなった時に元気にしてくれる女性がその都度いてくれたら、嬉しいなと思う。

 




「愛したい人を、愛したいだけ、愛する。」

この言葉は、言い換えれば私は本当に、「愛したい人」しか愛せないということだ。私は広くは愛せない。毎日心に思う男性の数は片手で足りる。だけど、もしまだしばらく余命があるのなら、もう少しその数が増えたなら、嬉しいなとも思う。それだけの器量があることはなんとなく知っている。その愛は伝わらなくても届かなくてもいい、私がただ勝手に祈っているだけだ。そして大抵そんな人たちの隣には彼らを元気付けてくれる女性がいてくれるのだから、安心して祈っていられる。その時間に流れる、言葉にできない温かさが、私を幸せにしてくれる。


藤井みのりなんて、生まれてたった一瞬で死んでいく形であって、だからせめて、愛する人がこんなにも愛おしいんだと、強く強く伝えて、そして死んでいきたい。私の言葉は残らない。私の愛も残らなくていい。ただそれが別の形になって続いてくれたなら、勝手に嬉しいと思う。


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ありがとう。
愛させてくれて、私はほんとうに幸せです。




 



藤井みのり


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