セックスレシピの作り方

『あなた専用の、セックスレシピを。』セックスは「する」ものではなく、「つくる」ものだ。

何かが滞ったなら、「一人」になる勇気を持つ。


「共有することも大事だけれど、一人の時間のない共有はすごく薄っぺらいものになると思う」

ヒデアキが運転席で漏らした一言にはっとした。当たり前のことではあるけれど、ついその時間をうやむやにしてしまっていたし、まわりを見渡せば私を含め、共有にばかり時間をとられて、足場そのものが薄っぺらくなってしまっている人がたくさんいることに気付いた。だからこの人は敢えて一人になりにいくし、時に野たれ死にに行くのだろうなと改めて尊敬した。そして早速、夜あてもなく一人になりに、2時間ほど少し歩いた先の公園で横になって、一人になってきた。






数年前、当時よく私を激励してくれていた師匠が何度も私にくれた言葉があった。「究極1人でもそれをするんか、究極1人だとしたら何をしたいんか」。その言葉は当時の私にとっては、想像するだけで足下が崩れ去っていくような恐怖を感じさせるものだったけれど、今思えば、途方もなく足下が薄っぺらかったからに他ならないなと思う。常に誰かといたかった。スケジュール帳は毎日予定で一杯だった。空白が耐えられなかった。何もしないことや1人であることの価値を頑に認めなかった。だから、想像すらできない、と返答していたのだと思う。価値の無いものは、恐怖だったから。



夜の帳が降りた静けさに、虫の声と風の音の中で、横になって目を瞑った。今はそれを怖いと思わない私がいたし、一人になる程にクリアになっていく自分がいる。もちろん共有することで明白になっていく部分も多くあるから、結局バランスなんだろうとは思うけれど。でも、自分の中で何かが滞ったり、ぐるぐると渦巻いたり、どうしたらいいかわからないときは、共有でなく、スケジュールをキャンセルして、一人どこかに出かけたらいいと私は思っている。やり方は誰かに聞けばいいけれど、あり方は結局のところ自分しかわからないのだから。


 

 

うまく言語化できないのだけれど、最近は意味と言うものの無意味さに翻弄されている気がしてしまう。誰かの解釈、誰かの見方、誰かの視点、誰かの世界。それは一つの真実だけれど、私の真実ではない。つい合わせることをしてしまう、つい誰かの色に一瞬で染まってしまう私だからこそ、一人をもっと大切にしなければと思う。意味は面白いと思うし、哲学者や研究者的には一生追い求めたいものだけれど、私はそのどちらでもないから、意味よりそのものを受け止めて一瞬で突き放していたい。究極、因果も原因論結果論もどうだっていい。風が吹けば桶屋が儲かる、それは真実であって嘘でもある。大切にしたいのは、今、風が吹いて心地いいというその感覚だ。


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(まいまいこと石原舞と。彼女に会う度に、私の中の何かが息を吹き返す。)



石原舞のこの言葉が好きだ。
石原舞のあり方は、もっと好きだ。






藤井みのり

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