セックスレシピの作り方

『あなた専用の、セックスレシピを。』セックスは「する」ものではなく、「つくる」ものだ。

自分を「好き」だと言えるようになったのは、誰かを「嫌い」だと言えるようになったから。



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一昨日、ヒデアキと2人で歩いて旅(アート)をしている婚前道中膝栗毛に、東京から友人が合流しにきてくれた。会ったことはなく、LINEでちょこっとやりとりをしただけの関係。でも彼女は「みのりさんとヒデアキさんに会ってみたいので会いにいきます!」と、岩手県まで遠路はるばる来てくれた。



彼女と話している中で、「いつから自分を好きだ、と言えるようになったの? きっかけか何かがあったの?」と私に質問してくれた。本当の意味で心からそれを口に出来るようになったのは、この旅に出てからだ。そうなるまでの経緯を彼女に話した。



◆道を外れる、のではなく自分の道を歩みだす。


私の中で人生で初めて「自分の道」を歩き出したのは、就活期に家出したときだと思う。それまでも海外に行ったり、興味のあることには少なからずチャレンジしたりしていたが、それはあくまで枠組みの中だった。具体的に言えば、親がOKを出せる範囲内で自分の好奇心が動くもの、という小さな世界の中での話だ。だから、チャレンジしても達成感や自信がついたという感覚はさほどなく、むしろ喪失感を覚えていたように思う。どうしてこれをしても満たされないんだろう、自分が本当にしたいことはなんなんだろうと。

今思えば、自分で自分に目隠しをしていたなと思う。大学だって親元を離れる事だって出来たはずなのに、私にはそんなことできないんだ、そんな力はないんだと信じ込んでいた。そして小さな枠の中で些細なことをやっては焦り、そうして一番恐れていた就活期を迎えてしまった。やりたいことなんて、その枠組みの中にひとつもなかった。



◆親と逃走中&警察に保護


置き手紙を残し、沖縄に飛んだ。夢もビジョンもない私が唯一したかったことは、沖縄のエコビレッジ「Beach Rock Village」に行ってみたい、ということだけだった。それしか自分の中に希望がない一方、それだけはできないとずっと思い込んでいた。天地がひっくり返っても、親が私にそれを許さない。就活期という流れがそれを認めない。それをくつがえすことは出来ないと思っていたし、何より怖かった。ほんとうにほんとうに、怖かったのだ。

何度も、怖くて泣いて諦めようとした私を仲間が支えてくれた。震える手で航空券を取った。当日母と羽田空港でリアル逃走中をし、トイレで泣きながら友人に電話した。からがら那覇に着いた瞬間警察に保護された。朝一の便で那覇まで飛んで行くから待っていろと親にいわれた。今までの私の決意や努力が水泡に帰すのも怖かった。同じ怖いならと、親に会う代わりにビレッジ行きを承認という交換条件の下、那覇で母と落ち合った。


 

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◆「譲歩」は自分に嘘を吐かない範囲で。


沖縄で将来に向けての何かを掴んだかと言えば、多分何も掴んでいない。ただ、「自分の道を踏み出した一歩」として、一生私に勇気を与え続けてくれる経験になったことは間違いない。

沖縄から帰宅すると状況はむしろ悪化した。「就活しなさい」の嵐が爆風になって私を待ち受けていた。結局それに堪え兼ねて私はもう一度家出をした。仲間の作ったシェアハウスに。そして親から、「3ヶ月以内に『ちゃんとした』内定をとってきなさい。でなければシェアハウスから帰ってきなさい」という条件を渡されたのだ。今思えば何でそれを飲まなきゃいけなかったんだと思うが、当時は怖かったのと、「相手も譲歩してくれているのだから」という罪悪感から、それを承諾したのだ。自分に嘘をついて、行きたくもない会社から内定を貰った。




まぁそのため結局、大手のその会社に就職するも4日で辞めることになったのだが。自分に嘘をついた状態で始めたことは、絶対に長くは続かない。会社に申し訳なかったなと思うのだが、それが自分に嘘をついたことの結果だった。自分の心に嘘を吐くことは、人も大勢巻き込むのだということを痛感した。



◆「私を殺してから、行きなさい。」


そのときは両親が本社まで押し掛けたり、その後バイブバーで働いているのが彼らにバレてそれでも大事になったりして相当ドンパチやったのだが、昨年の春、セックスカウンセラーとして働いているのが発覚したときは、家に包丁を持って押し掛けて来るまでになった。「そんなに自分を押し通したいんだったら、私を殺してからいきなさい!」の言葉が響いた。そればかりは子どもとしてできる選択ではない。


余談だが、幼馴染みのお母さんの父親がまさにそうだったそうだ。彼女は音楽の道に進むのに、どうしてもヨーロッパに留学したかったらしい。しかしそれを父親が認めず同じ台詞を言われ、泣く泣く諦めたそうだ。だから、同じ想いをさせまいと、子どものやりたいことを尊重する育て方をしている。幼馴染みがそれでまともに育ったかというとなんとも微妙なところではあるが、「だからそうやってママは私を育ててくれたんだ」と言った彼女の目は嬉しそうで、私がいつか母親になったら私もそういう育て方をしたいなと心から思った。


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◆恥ずかしさは、自分に迷いがあるから生まれる。


ここまで読んでくださった方ならお気づきと思うが、この婚前道中膝栗毛にだって私の両親は猛反対である。世間的にも恥ずかしいらしく、この旅のことは周囲に伏せているらしい。

この「恥ずかしさ」というものを最近考えていて、そもそも恥ずかしいなんて感情は教育からしか生まれないなと思った。子どものときは所構わず排便するが、それはトイレでしないといけないと教わって、いつしかそれが当然になっていく。人に迷惑をかけるのが恥ずかしい、普通でないことは恥ずかしい、それもすべて教育や文化で形作られる。アダムとイブが知恵の実を食べて恥部を隠したことだってそうだ。ハダカであることのどこに恥ずかしさがあるんだろうと思う。そして自分を見つめてみると、私は多分公共の場でハダカになることにそこまで羞恥心を覚えないだろうなと思った。それよりもっと恥ずかしいことは、自分の美学に反することをしたり、伝えたいことを伝えられなかったりしたときで、そう考えると恥ずかしさなんてものは自分で如何様にも作り替えられるなと感じたのだ。


◆「嫌われる勇気」は「自分を好きになる勇気」と同義である。



道中も電話越しに親と何度か喧嘩をした。長年反論出来ずに育った身として、電話越しにずっと捲し立てる母に向かって「いいから聞けよ!」と言えた瞬間、泣きそうになった。やべぇ、言えたよ、と。そしてそんな一言すら言えなかったのかと自分に驚きもした。散々色々やらかしつつも、まだどこかで「いい子」でありたかったのだ。

 

その時、今まで言えなかったことをちゃんと言葉にする練習をしようと、今まで溜めてきた想いをTwitterの鍵アカで吐き出し続けた。1日の中でこんなにかという程溢れてくる感情に気付いた。今までこれらをすべて自分の中に押し込めてきた。それは自分を傷つける何かになって自分にすべて返ってきていた。「ダメな娘だ」「生きてる価値がないんだ」「生まれて来なきゃよかった」「親不孝者」「死ねばいいのに」それは吐き出さないことによって生まれた自責の塊だった。ひとまとめに言えば、「嫌い」という感情を押し込めれば押し込める程、それは自分に向かっていき、自分のことが「嫌い」になっていっていたのだ。



そしてある日、私はTwitterに呟くのをやめていた。文字に出さなくても、「嫌い」と言葉に出来るようになっていた。「嫌い」という感情を外に出すことでどれだけ自分が「好き」になれるのかにびっくりした。その日から、私は自分を愛することを決めたし、これは金輪際何があっても揺らぎはしないだろうと感じた。人に批判されたり否定されても、そこに迷いがなければ揺らぐこともない。「私はあなたが嫌いです」と言える人間は「私は私が好きです」と同じように言える。『嫌われる勇気』という本が流行ったし私自身も読んだが、それは言い換えれば人を嫌う勇気であり、そして自分を好きになる勇気なのだろう。



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今、岩手県花巻にいる。ゴールの北海道までもう少し。27日(土)には盛岡でお話会もやる予定だ。

「歩く」という行為にはどこか魔法があるように感じている。歩かなかったら、私は私を好きにはなれなかっただろう。無目的・非生産的な物の中にこそ、本当に大切なものが眠っている。一緒に歩きたい、会ってみたい、という方はいつでもご連絡を。



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