セックスレシピの作り方

『あなた専用の、セックスレシピを。』セックスは「する」ものではなく、「つくる」ものだ。

『感じる?』『イった?』は実は"的"を得ている重要な問いである。◯か×か。

セックスがダメな男のワードとして有名なものに、「イった?ねぇ、イった?」「感じてる?」と女性に訊くというものがある。女性からしたら(イったわけないだろ)(そんなテクで感じてると思ってるのかこいつ)と思いつつも「う、うん、イった・・・♡」「感じてるよ・・・」なんて健気に演じてみせるのが面倒くさい。そしてその結果自称テクニシャン勘違い野郎が増えていきこのスパイラルがクレッシェンドを描いていくからやめましょうね、という話だ。

私も女性だからその気持はよーーーーーく、わかる。(こいつ何もわかってないな)と思いつつも空気をクラッシュするのもそこで気まずくなったり相手のプライドを打ち砕くのも面倒で結果、「う、うん」になる。空気は壊すものではなくどちらかといえば空気的な感じでスルーしていくのが、何事に置いても無難だと私たちは知っている。大和撫子に天晴れだ。

 

 

だがこの「ダメ男のセックスワード」、本当に「ダメ」なのだろうか。男としてはセックス中最重要課題である「相手を感じさせられているかどうか」、これを確認する術を否定されるというのは、ある意味自分の存在意義・存在価値を否定されているに近しいのではなかろうか。大和撫子に負けず劣らず、日本男児だって健気なのだ。目の前にいる女性をいかに感じさせることができるか。それはもちろん自分の自信や価値に繋がる部分もあるだろうが、目の前の女性が自分が好意を持つ相手なら、まず前提として、「喜ばせてあげたい」という思いがそこにはある。自分の持ちうるすべての知識と技量を使って少しでも喜ばせてあげたい。感じさせてあげたい。それはシチュエーションこそ真逆だが、花束を買ってプレゼントするジェントルマンとなんら変わらない。ただそれが格好いいスーツを纏って膝をついているか、股間が勃たせて膝をついているかの違いだけだ。

 

 

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この「感じる」「イく」に関して女性から質問された時、基本的には「こだわるな」という回答を返している。「どうしてもイけないんです・・・」と本気で落ち込んでいる女性や「AVみたいにどうしても感じれなくて・・・」と不感症じゃないかと自分を責めている女性の場合は、まずその悲観と執着なんとかしないといけないので、こだわらないことをすすめる。イかなければと思えば思うほど、イくことに囚われてイけないのだ。思考の末にイったりだとか2に3をかけて5を足せばイけるみたいなロジカルなものでもない。感じなければ感じなければと念じたって感じれるものではない。もっとその2つは、とてもシンプルなものではないかと思うのだ。

 

「感じる」とはそもそも、=喘いだりよがったりイったりする、ということではないはずだ。セックスになると途端に意味を変えてしまうから不思議でならない。ただの“feel”という意味でしかないはずなのだ。「イく」だって同じで、イき方も人それぞれでただ気持ちよさが頂点に達した結果の痙攣=イく、にだけ焦点が当てられている。私たちはセックスになると言葉の解釈をすっかり入れ替えてしまっているのだ。

 

 

先ほどの男性の「前提として、喜ばせてあげたいという思いがそこにはある」というところに話を戻すが、そもそも男性は元来そこがセックスにおける原動力であったのではないかと思うのだ。目の前にいる女性をただ愛する、その手法としてのセックスであったのがいつの間にか、この結果主義の波に揉まれて、「ただ愛(気持良さ・喜び)を感じる」が「喘いでよがる」に変わり、「我を忘れるくらいにその感覚に没頭する」が「痙攣してイく」に変わり果てた。女性もそれをいつしか当たり前として、そうしなければならないと思い込む。すると単なる「感じる=feel」をすっ飛ばして、結果のみを追い求めてAVの真似事をしてみたり、「う、うん・・」と場を濁してみたりする。男はただその瞬間を「感じて」欲しいだけなのに「感じるとはこういう風にすればいい」なんて「考え」ているから、いつまでたっても虚しいセックスが繰り広げられていく。だからあえて今回男性側から捉えてみた時、女性に言いたいのは、「感じる」をしましょう、ただそれだけなのだ。ダメ男とされる「イった?」「感じてる?」その問いには、そんな深く忘れられた根源的な思いが込められているのではないか──と、ふと思ったのだった。




 



ラヴ・クリエイターMinori

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